活動レポート

活動報告No1
日時:
2013年12月~2014年3月
場所:
コアメンバー(ヨナタン)自宅にて
参加者:
コアメンバー7名
件名:
チーム発足までの道のり

色々なことを語り合う仲間の写真 学校やカフェ、友だちの家に集まり、色々なことを語り合う7人の仲間。
世界の情勢、特に戦争や飢餓、子どもの労働に対する問題についても時おり議論を交わしていましたが、2013年12月にヨナタン宅に集まった時は、いつもよりもっと深く、真剣に語り合い、大人の世界のエゴや残酷さにも議論が及びました。 参考にしたのは、世界銀行が作成した世界の貧困状況を表す以下のサイトです。
http://www.youtube.com/watch?v=mFHctW3zQgg&feature=youtu.be

そして、1992年6月のブラジル、リオ・デ・ジャネイロで開催された国連会議(環境サミット)でスピーチした伝説の12才、セヴァン・スズキの話になり、「世界を変えるのは大人ではなく、子どもの純粋な気持ちや言葉ではないだろうか」と考えるようになりました。
現に、自分たちは学校でもボランテアィア活動を積極的に行い、そして何よりも、こうして国籍も出身地も違う仲間とお互いを認め合い、集まっては、真剣に世界平和について議論をしているのです。
そこで、「ティーンエイジャーが世界の平和を考える」という主旨で活動するチームを自分たちで作ることにしました。
冬休み中に、世界のボランティアやチャリティ団体の活動を研究し、2014年1月にその成果を話し合うことを約束したのが始まりです。

2014年1月、再び7人がヨナタン宅に集まり、世界の37組織について調査、分析した結果を議論しました。
例えば、「コンセプトが良い組織でも経済的な問題で活動が思わしくなく、募金や寄付だけでは不十分である。」「一方で、国連傘下のNGOは経済的には問題ないが、活動が陳腐で影響力がない。いくつかの組織はボランティアビスネス化しているのではないか。」といった厳しい意見もでました。
その結果を踏まえ、各組織の良いところを見習った最良のボランティアモデルを考えてみることにしました。
それから、メンバー全員で、時には数人で、10回以上ミーティングを行い、2月中旬にチームのコンセプトが決定しました。

コンセプトは

【十代の子どもたちが考える平和のための第一歩!】
【One world, One chance. Let’s stick together and be forever.
(世界はひとつ。未来もひとつ。ずっと一緒に支え合おう)】

交代で犬の散歩のアルバイト そして、まずは保護者や学校関係者に理解と賛同を求めるように説得が始まりました。 メンバーの保護者は理解してくれ、また、一部の母親たちが活動に協力・支援してくれるようになりました。

3月から、メンバーは今まで行っていたボランティア活動に加え、コンセプトに基づく独自の活動を開始しました。
自分たちができることは自分たちで!をモットーに、活動資金として、家でお手伝いしてもらったお金を持ち寄ることにしました。
そして、一部のメンバーは、活動資金と寄付にあてるためにアルバイトを始めたのです。 単に親からもらうお小遣いではなく、自らが働くことによって得たお金であることが意味を持つと考えたからです。
こうして、保護者や応援をしてくれる大人たちにも支えられながら、新生チームとしての活動を本格始動しました。